豊岡かばんの起源は「杞柳細工」にあります。その歴史は古く奈良時代に始まり、江戸時代に産業として確立しました。明治の中期に三本革バンド締めの柳行李に工夫が加えられ、漆を塗りその上に錠前を取り付けることを考案して「新型鞄」として世に出ました。
これが豊岡かばんの起こりといわれています。
その後「ファイバー鞄」が誕生し、軽くて強靱で安価、需要も高まり、豊岡の主要産業として発展していきました。さらに、ビニールテックスなど新素材を取り入れたオープンケースの生産が始まり、輸出もアメリカを中心に急激なのびを見せました。 |